こんにちは!トレーナーの佐藤です。
現在「Locomotor Movement Skill(LMS)」のセミナーを受講しております。
セミナーで学ぶ中、改めて考えたのが、「人はどうやって動きを身につけていくのか」ということです。
例えば、走る、跳ぶ、しゃがむ、またぐ、登る、転がる、バランスを崩したときに立て直す。
こうした動きは、幼い頃には遊びの中で自然と経験していたものです。
「正しいフォームでしゃがもう」と考えていたわけでも、
「股関節を使って走ろう」と考えていたわけでもありません。
何かを追いかけたり、避けたり、登ったり、くぐったり。
その場の目的に合わせて、身体をいろいろな方向に動かしていた。
ところが大人になると、身体を動かす機会そのものが減っていきます。
仕事では同じ姿勢が続き、移動も便利になり、日常生活の中で必要な動きも少なくなっていく。
すると、筋力が落ちるだけではなく、「身体の使い方の選択肢」も少なくなっていくように感じます。
だからトレーニングでは、筋力をつけることももちろん大切です。
ただ、筋力をつけることだけが目的ではありません。
スクワットができるようになったら、しゃがむ。
ランジができるようになったら、歩く・またぐ。
身体を支えられるようになったら、物を持って移動する。
トレーニングで身につけたものを、実際の動きの中で使っていく。
そのときに大切なのが、「身体をどう動かすか」だけに意識を向けすぎないことです。
足裏の感覚や身体の位置を感じることも大切。
一方で、「あそこまで行く」「これを取る」といった目的に意識を向けることで、身体はその状況に合わせて動き方を変えてくれます。
幼い頃に遊びながらやっていたことも、実はこういうことだったのかもしれません。
決められた動きを繰り返すのではなく、その場その場で身体を使って、動き方を見つけていた。
大人になってからのトレーニングも、ただ「正しい動きを覚える」だけではなく、もう一度いろいろな動き方を経験してみる。
昔できていた動きを取り戻すだけではなく、今の自分の身体で、もう一度動き方の選択肢を増やしていく。
トレーニングの先にあるのは、トレーニングが上手になることではなく、日常の中で身体を自然に使えること。
今回、Locomotor Movement Skill(LMS)のセミナーを受講して、そんなことを改めて考えました。
