お知らせ/コラム

抵抗は悪じゃない

コラム

こんにちは、トレーナーの佐藤です。

トレーニングをしていると、思ったように身体が動かない瞬間があります。

いつもなら簡単にできる動きが、今日はやりにくい。

力を入れているのにうまく動かない。

いつもと違うところに力が入る。

なんとなく不安定に感じる。自分自身もトレーニングをしていて、こういう場面はよくあります。

以前は、こういう「抵抗」を感じると、身体の調子が悪いのかなとか、この動きは自分には合っていないのかな、と考えることもありました。

でも、最近は少し見方が変わりました。

抵抗は、悪いものではない。

むしろ、今までのやり方ではうまくいかなくなったことで、身体が新しい方法を探し始めるきっかけになる。

何も考えなくてもできる動きは、身体にとってすでに「知っている動き」です。

そこに少しだけ抵抗が加わる。

すると、今までと同じやり方では対応できなくなる。

そのときに身体は、

「どうすれば動けるんだろう?」

と、別の使い方を探します。

これが、身体にとっての学習なのだと思います。

もちろん、痛みを我慢したり、明らかに無理な負荷をかけたりすることとは違います。

大切なのは、安全にできる範囲の中で、少しだけ「分からない」「やりにくい」というところに入っていくこと。

楽にできることだけを繰り返していても、今までの身体の使い方から出ることはできません。

だからといって、無理をすればいいわけでもない。

その間にある、

「少し抵抗があるけど、まだ自分でコントロールできる」

という場所。

そこが、身体にとって新しいことを学ぶ場所なのかもしれません。

トレーニングは、できることを増やすだけではありません。

「できない」「やりにくい」と感じたときに、

どうすればできるのか。

どこを使えばいいのか。

どんな動きなら自然なのか。

それを身体自身に探してもらうことも、トレーニングの一つです。

抵抗がある。

それは、やめる合図ではなく、

安全な場所から、学習する場所へ移った合図なのかもしれません。

だから抵抗を感じたときほど、少し立ち止まって身体を感じるようにしています。