こんにちはトレーナーの佐藤です‼︎
ウエイトトレーニングで身体を痛める原因と聞くと、まず「重すぎる重量」を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、今の自分に対して重すぎる重量を扱えば、大きな負担になります。
でも、身体を痛めるのは、重い重量だけではありません。
むしろ、「これくらいなら大丈夫」と思えるような軽い重量でも、痛みにつながることがあります。
なぜでしょうか。
軽い重量は、重い重量ほど身体に意識を向けなくても動かせます。
重いものを持つときは、自然と慎重になります。
足の位置を確認したり、呼吸を整えたり、身体を準備したりする。
身体が「これは簡単ではない」と感じるからです。
一方で、軽い重量では、
「これくらいならできる」
という余裕があります。
その余裕があるからこそ、少し姿勢が崩れていても、身体の一部に負担がかかっていても、そのまま動作を続けることができてしまいます。
ここで大切なのは、重量そのものではなく、その重量を身体がどう扱っているかです。
例えば、スクワットであれば、
「しゃがんで、立つ」
という動作を繰り返すことはできます。
でも、それだけではなく、
床を感じる。
重心の変化を感じる。
呼吸を感じる。
身体のどこで支えているのかを感じる。
その時の身体の状態に合わせて、力の使い方を変える。
そこまで含めて動いているのであれば、同じスクワットでも、ただの「動作」ではなく「行為」になっていきます。
軽い重量では、動作だけでも繰り返せてしまいます。
だからこそ、身体の使い方が大切になります。
そして、身体や精神の状態によっても、その動き方は変わります。
疲れている。
どこかに痛みがある。
身体が動かしにくい。
焦っている。
「ちゃんとやらなければ」と思っている。
そんな状態では、身体の変化を感じながら動くよりも、決められた回数やフォームをこなすことが優先されることがあります。
身体を使っているつもりでも、身体をただ動かしているだけになってしまう。
軽い重量だからこそ、その違いにも気づきにくい。
だからといって、軽い重量が悪いわけではありません。
むしろ、軽い重量だからこそ、自分の身体を感じながら動く練習もできます。
大切なのは、
「何kg持ったか」
だけではなく、
「そのとき、自分の身体をどう使っていたか」
です。
重いから危険。
軽いから安全。
身体は、そんなに単純ではありません。
同じ重量でも、その日の身体や精神の状態によって、感じ方も動き方も変わります。
だからこそ、数字だけを見るのではなく、自分の身体を見る。
今どこに力が入っているのか。
どこで支えているのか。
いつもと何が違うのか。
そうした小さな変化を感じながら動くことも、トレーニングの一部だと思います。
重さより、身体の使い方。
どんな重量を扱うかだけではなく、
その重量と、今の自分の身体がどう関わっているのか。
そこまで考えると、トレーニングの見え方も少し変わってくるかもしれません。
