お知らせ/コラム

揺らぐと安定する

コラム

こんにちは‼︎トレーナーの佐藤です。

「安定したい」

これは多くの人が持っている願望だと思います。

仕事も、体調も、気持ちも。

できれば毎日同じように元気で、同じように頑張れたら理想です。

身体づくりも同じです。

毎週欠かさずトレーニングをして、食事も完璧に管理して、常にモチベーション高く取り組めたら結果は出やすいでしょう。

でも現実はそううまくいきません。

忙しい時期もあります。

疲れている日もあります。

仕事でうまくいかない日もあれば、何となく気分が乗らない日もあります。

私自身もそうです。

最近キックボクシングに取り組んでいますが、毎回楽しく練習できるわけではありません。

調子良く動ける日もあれば、思うように身体が動かず悔しい日もあります。

新しい技術を覚えたと思ったら、次の日には全然できなくなっていることもあります。

そんな時に感じるのは、

成長というのは一直線ではない

ということです。

子どもの頃、自転車の練習をした経験がある人は多いと思います。

昨日まで乗れなかったのに、ある日突然乗れるようになった。

でも実際には、その「突然」の前に何度も転び、ふらつき、失敗を繰り返しています。

成長とは、少し前進して、少し後退して、また前進するものです。

身体づくりも同じです。

体重が順調に落ちる時期もあれば、全く変化しない時期もあります。

トレーニングの記録が伸びる時もあれば、停滞する時もあります。

その揺らぎを失敗だと思ってしまうと苦しくなります。

木は強い風が吹くと揺れます。

揺れることで風の力を逃がし、折れることを防いでいます。

もし全く揺れなかったらどうでしょう。

強い風を真正面から受けてしまい、かえって折れてしまうかもしれません。

人も似ています。

完璧にやろうとする人ほど、一度崩れた時に全部やめてしまうことがあります。

逆に長く続く人は、

「今週は忙しいから1回だけでも行こう」

「今日は30分だけやろう」

「今は休む時期だな」

というように、自分に合わせて調整することができます。

私はパーソナルトレーナーとして多くの方を見てきましたが、

長く身体づくりを続けられる人は、意志が強い人ではありません。

揺らぎ方が上手な人です。

調子が悪い時の付き合い方を知っています。

完璧を求めません。

できない日があることを前提にしています。

だから戻ってこられるのです。

安定とは、揺らがないことではありません。

揺らいでも戻ってこられることです。

身体づくりも、仕事も、趣味も同じ。

ずっと頑張り続けることはできません。

だからこそ、頑張れない自分も受け入れながら続けていく。

その積み重ねが、結果として一番安定した状態につながるのだと思います。